
あなたの職場にはシニア社員(再雇用人材)は働いていますか?
長い経験と人脈を持ったシニアの方々。
人手不足の世の中には欠かせない存在です。しかし、
『シニアと働くのは疲れる…もう限界…』
『老害とはこのこと…』
とあなたは悩んではいませんか?

今回は若年層を悩ますシニア世代の特徴をまとめてみました。
- 老害と言われるシニア社員の特徴
- シニア世代の気持ちになってみた
- 愛されるシニアになるには
- シニア社員を活かすには?現場目線で考えてみた
- 一緒に働く者として改善するべき点とシニア社員が気を付けるべきこと
迷惑なシニア社員の特徴
あなたの職場にこんな特徴の人はいませんか?
一緒に働く人を疲弊させる再雇用人材の特徴
- プライドが高く、聞く耳を持たない
- 「給与が仕事内容に見合わない」が口癖
- パソコンが使えない(覚える気もない)
- 説教が多く、いちいち他人を叱責しないと気が済まない
- 新しい仕事を覚える気がないので、すぐに他人に仕事を押し付ける
- そのくせ、自分の得意分野になると急に上から目線
- 頑固
- 自分の意見を曲げない
- 価値観を押し付ける
- 管理職経験が長いため細かな事務仕事ができない
- 威圧的で話しかけにくい
- かつて管理職として働いていた癖が抜けず、自分の存在をないがしろにされると腹を立てる
- 権力のある人に対しては腰が低く、権力のない社員に対しては傲慢な態度で接する
- 何を言っても屁理屈で返してくる
- ケンカ上等の態度で負けず嫌い
これらの特徴に当てはまる再雇用人材がいたら、シニアモンスター確定です!!
そんなモンスターと働くことは若手や管理職のモチベーションを下げ、さらには会社の生産にも影響を及ぼしかねません。
「そんなに仕事が嫌なら早く辞めてしまえばいいのに…」
そんな声も聞こえてきそうです。
シニア社員たちはこんなことを考えているかも…

再雇用の人たちにも言い分はあるかもしれません。
上記のようなモンスターになってしまった背景にはこんなことが考えられるのではないでしょうか。
シニア人材の気持ちになってみた
- 仕事内容は変わらないのに、現役時代よりも給与が減った➡モチベーションの低下
- まったく経験のない部署に配属されてしまった➡培ってきた経験を活かせない
- 若い世代と働くことになり、コミュニケーションの取り方がわからない➡環境の変化に対応できない
- 同じ境遇の人が職場にいないため気持ちを分かち合うことができない➡孤独

背景を考えると気の毒な部分も…
では、愛される再雇用シニア世代の条件って何!?
こんなシニア社員は愛される

愛されシニアの条件とは!?
- プライドは一度捨てる
- 教えてもらうことを恥ずかしがらない、拒否しない
- 価値観は多様化していることを認識する
- 負けるが勝ちの気持ちで働く(むやみに怒らない、おおらかな気持ちで)
- 再雇用として働くことに自分なりに価値を見出す、仕事を楽しむ
本人に改善する気持ちがあれば…の話ですが。
近くで悩んでいるシニアの方がいたら是非提案してみてくださいね。
再雇用人材を活かすには?現場目線で考えてみた
シニアモンスターを生み出してしまう背景には再雇用者本人の意思の持ち方やスキルはもちろん雇用主側にも改善の余地があるのではないでしょうか。
企業として・一緒に働くものとして改善できること、またシニア人材本人が気を付けるべきことを考えてみました。
企業として
- 給与と責任のバランスを考え、仕事内容を明確に線引きする
- ノルマや責任のある仕事をさせる場合には評価制度を活用し、評価に応じて報酬がプラスされる仕組みにする
- 経験のない部署に配属する場合は十分に研修をする(知識・技能)
- 再雇用者の職場での位置づけを明確にする(価値観の違いや求められる役割を理解)
一緒に働く人はこんなことに配慮してみては
- 再雇用人材に期待しすぎない
- 再雇用人材はプライドが高いものと認識し、敬意をもって取り扱いには十分注意する
シニア人材の方は
- 再雇用だから…と理由付けして仕事を放棄しない
- 一緒に働く人は自分とは違う価値観であることを十分承知する
- 分からないことにも挑戦する気持ちを忘れない

いつかは自分も歳をとるもの。
反面教師として勉強させてもらう気持ちも必要なのかもしれません。