
ブログを読んでいる方の中には現在新入行員の指導をしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新入行員の指導者は若手行員の方が多いと思います。
特に2~3年目行員のあなた!

去年まで新入行員だったのに今年はもう指導する側になってしまった!
と戸惑ってはいませんか?
かわいい後輩にはなるべくわかりやすく伝えてあげたいですよね。
今日はそんな指導者である先輩行員の方に向けて、指導するときに意識したいポイントを4つ紹介します!
これから指導を受けるという内定者の方や新入行員の方にも読んでいただければと思います。
指導方法のポイントとして次のことを紹介しています。
- 仕事の全体像が分かるように説明する
- 点ではなく線で理解してもらうように心がける
- 自分で考えて解決する『突破力』を身につける(身につけさせる)
- 自分でやってみせる➡一緒にやる➡本人にやってもらうの流れで教える
新人指導あるある

銀行の新人指導現場でよく言われる言葉があります。
「教わったことは1度で覚えましょう」
これ、新人の時に言われたときは
「ムリ~」
って感じでしたが、これが5年6年と働いて教える側になったときに
「教わったことは1度で覚えましょう」 って自分も同じセリフ言ってました。笑
未経験の仕事を1度で覚えるなんて簡単なことではありませんが、新人といえど大事な戦力。
少しでも早く仕事を覚えてもらうためには教える側の工夫も必要です。
こんな指導はNG

筆者は正直言って教えるのがとても苦手でした。
感覚で覚える派なのでうまく言葉にすることができず、「これがこうなって、こんな感じで~」と、なんとも抽象的な表現に…
教わる側からしたら分かりにくくて仕方がなかったと思います。
☝こんな指導は反面教師と思って参考にしないでください!!
指導するときの工夫

メモの時間はあとでまとめてとる
教える前に「今から教えることは後でメモをとる時間をとるから今はメモをとらないで仕事を覚えることに集中してほしい」と伝えておきます。
メモをとるタイミングになったら時間を多めにとってポイントを説明します。
仕事の全体像を把握してもらうことが目的です。
メモをとるよりもまず頭で(映像で)覚えてほしい時にこの指導方法でやっていました。
仕事の流れを指導者(自分)がまとめておき、それを見ながら説明していく
自分でまとめたノートを見せながら教える、または教えたい仕事の流れを箇条書きで良いのでA4用紙にまとめた上で渡して説明する
面倒なように思いますが、これが私は一番やりやすかったです!
すべての仕事についてこの方法でやるのは非効率ですので仕事を完成させるのに手順が多いもの、点ではなく線で理解することが必要な仕事についてこの方法をとりました。
これは仕事全体の流れが理解できること、渡した手順書を見ながらやれば次は一人でできるという点がメリットです。
マニュアルのどこを見ればいいかを教えて、本人が調べながらできるようにする
先輩の仕事が忙しくてなかなかつきっきりで教えてあげられないときもありますよね。
そんなときのためにも自分で調べて解決できる方法も伝えておきましょう。
自分で考える、自分で調べて解決できる『突破力』とでも言うんでしょうか。これが将来とても大事になってくると私は思います。
自分で考えて解決する力は仕事以外にも必要なスキルですので、積極的に身につけると良いですよ。
自分でやってみせる➡一緒にやる➡本人にやってもらうの手順で教える
はじめから本人にやらせては頭がついていきません。
作業に集中するあまり仕事の流れや全体像が見えなくなってしまいます。
まずは指導者が自分でやって見せる➡次にその仕事をするときには一緒にやってみる➡次は本人にやってもらう
と段階を踏むと教わったことが記憶に残りやすいです。
後輩指導方法まとめ
ここまで私が今まで実践してやりやすかった方法をいくつかお伝えしましたが、 最後に大切なポイントをまとめました。
指導方法のポイントとして次のことを紹介しました。
- 仕事の全体像が分かるように説明する
- 点ではなく線で理解してもらうように心がける
- 自分で考えて解決する『突破力』を身につける(身につけさせる)
- 自分でやってみせる➡一緒にやる➡本人にやってもらうの流れで教える
自分が教わる側だったとき、点で教わる仕事がなかなか身につかず
それが線になった(ひとつの流れでわかった)ときには
「自分にできる仕事が増えた」と思えてうれしかったです。
成功体験の積み重ねは自信をつけてくれますよね!
これから指導係になる方、教わる方の参考になれば幸いです。