銀行の通帳は必要?通帳ペーパーレス化のメリット・デメリットを解説

2020年8月、大手銀行で通帳の発行や繰り越しに手数料を導入するというニュースが出ました。

ハチ

あなたは通帳発行手数料の導入に賛成ですか?それとも反対ですか?

個人的には今回の通帳発行手数料の導入は賛成です!

時代の流れでペーパーレス化、キャッシュレス化は以前から進んでいましたし、銀行も営利企業のひとつ。

しかし、Twitter上では反対意見が多いよう…。

会社員くん

確かに、震災の時は困りそう…

通帳のペーパーレス化、手数料導入は今後も他金融機関に広がっていくことと思いますが、具体的に紙の通帳を失くすメリットやデメリットはどんなことが考えられるのでしょうか?

目次

通帳ペーパーレス化のメリット

ペーパーレス化のメリット

『通帳発行手数料が高い』今回のニュースにそんな印象を持った方はたくさんいらっしゃると思います。

しかし、金融機関は通帳1冊につき200円の印紙税を支払っています。つまり、『本来であれば預金するのに手数料がかかるはずのところを金融機関が負担してくれている』とも考えられます。

他に通帳をペーパーレス化することに何かメリットがあるとすればどんな事が考えられるでしょうか?

ペーパーレスメリット

  1. 通帳を紛失することが無くなる
  2. スマホで残高を確認できるようになる
  3. 送金や決済もネットでする習慣になるため、店頭で手続きするよりは最終的に手数料の節約になる(ネットの方が各種手数料が安いです)
  4. 店頭に足を運ぶ必要がなくなるため時間の節約になる
  5. ペーパーレス化に伴って面倒な印鑑文化も減るかも

手数料のことだけに捕らわれると見えなくなりがちですが、メリットも少なからずありそうです。

デメリット

通帳のペーパーレス化が進むと、どんなデメリットやリスクがあるでしょうか?

災害時の対応は?

多くの方が不安視されている災害時の対応。

ペーパーレス反対派

スマホが見られない状態では残高の確認はできないし、通帳が無いのに引き出しできるか不安…。

…あれ?でも、よく考えてみてください。

停電しているときはキャッシュカードや通帳があってもATMが止まってしまえば現金を引き出すことは困難です。

ちなみに、東日本大震災などの災害時には本人確認ができていれば通帳が無くても引き出しができる特例措置がありました。

通帳の有無は災害時に大きな影響はなさそうです

相続手続きのときに大変?

預金の相続をするときには故人の通帳をまず探して来店する、という方がほとんどではないでしょうか。

ペーパーレス化することで、どの金融機関に取引があったのかすぐにわからないという点では相続人は大変な思いをすることが予想されます。

キャッシュカードの有無で取引銀行を確認するか、生前ご家族とどんな取引があるか話しておくのがおすすめ

通帳をみてニヤニヤできなくなる

通帳を眺めながら『増えたな…( ̄▽ ̄)』となる人は多いはず。

私もその醍醐味を感じる人の一人です。(笑)

ニヤニヤできなくなる寂しさはありますが、きっと通帳を眺めるタイプの人は繰越で1,000円取られるくらいならネット通帳に移行するのでは?

ハチ

え、そう考えるのは私だけ?(笑)

個人情報の取り扱いが不安

スマホ上で通帳明細の管理をするようになると『もしもスマホを落としたら…』と心配になってしまいますよね。

(それを言い始めたらカードが入った財布を落とすリスクも同じだけありますが…笑)

そんな方はペーパーレス化をする必要はないと個人的には思います。

情報漏洩やその他の心配をカバーするための手数料と思えば1,000円も決して高くないのかもしれません。

通帳は必要?ペーパーレス化のメリット・デメリット(まとめ)

賛否両論ある通帳発行手数料の導入。

あなたは、通帳発行手数料やペーパーレス化のニュースをどう考えましたか?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてみる

この記事を書いた人

ユニクロと楽天が好きな30代。
銀行員時代の経験や仕事術、たまに節約・貯金術について書いています。

目次
閉じる