

結婚を機に一度銀行を退職したけど、そろそろパートとして再就職しようか…
この記事を読んでいらっしゃるあなたは
『結婚や出産を機に一度銀行を退職したけど、そろそろパートとして再就職しようか…』と迷っていませんか?

今回は、銀行元職員がパートとして戻った場合のメリットとデメリットを紹介します。
- 銀行でパートとして再就職しようと迷っている方へ銀行へ戻ることのメリットとデメリットを紹介
- 記事の最後に要点をまとめましたのでお急ぎの方は飛ばして読んでくださいね♪
銀行のパート職員は元職員が多い?

結論から言うと、銀行で働いているパートさんは元銀行職員が多いです。
また、他金融機関で仕事をした経験のある方がパートとして転職するということもあります。
元職員が銀行パートとして働くメリット
元々銀行で働いていた人がパート職員として働くメリットはどんなところがあるのでしょうか。
メリット
- 正社員時代に一緒に働いていた人が今でも働いている場合があるので現在の情報を得られやすい
- 一緒に働いたことがある人とまた一緒に働く可能性があるので、人間関係を構築しやすい
- 銀行ならではの風習を理解しているので、イメージとのギャップを感じにくい
- システムやルールがある程度変わっていても基礎的な部分は変わらないので仕事を思い出しながら新しいことを覚えられる
- 昇進したいとき、正社員に転換したいときに優遇されやすい
- 正社員時代は強制だった飲み会もパートという立場だと断りやすい
- 年齢とともにいろいろな経験をしているため、若い時はストレスに感じていたことも今では平気に感じることがある
このように、未経験で銀行パートとして働くよりも、一度正社員として働いた経験があると有利になります。
銀行は最低限のビジネスマナーや接客スキルが必要となる職業。
採用する側も元々ベースのできている人材を採用したいと思うはずです。
また、今のあなたは若かりし頃よりも人生経験が豊富なはず。
若い時には辛い・苦しいと感じていたことも今なら大らかに構えて流すことができるかもしれません。
元職員が銀行パートとして働くデメリット

次に元職員がパートとして再就職する場合のデメリットやあるあるを紹介します。
元職員なのでブランクがあっても仕事ができると思われがち
銀行では法律が変わるたびに手続きの手順や書類の様式が変わる…ということがよくあります。
また、機械が新しくなり操作方法が変わることも。
仕事スキルのベースができているとはいえ、ブランクが長ければ長いほど新しく覚えることは増えてきます。
しかし、現役の正社員からしてみれば『元職員だから大丈夫』と謎の期待をかけられ、ハードルが高くなります。
どの仕事も同じですが、感覚を取り戻して慣れるまでは大変に感じることもあるでしょう。
嫌いだった人、苦手だった人とまた働く場合がある
メリットに挙げたように、一度働いたことがある人ともう一度働く可能性があるのが元職員の定め。
相性の良かった人やお世話になった人と働くことは喜ばしいですが、逆にいい思い出のない人・苦手だった人とまた一緒に働く可能性もあります。
お互い年を重ねているためまた新鮮な気持ちで働くことができれば良いのですが、確執が残っている場合は辛く感じることもありそうです。
銀行員生活で嫌だったことを思い出してしまい、仕事を辞めたい気持ちになる
現役時代、正社員として働いたことがある方は銀行員の仕事がどれだけ大変だったか誰もが経験しているはずです。
お金を扱う、難しいお客さんの対応をするなど…
辛さから逃れるために辞めたという方も多いと思います。
そんな辛い思い出も、退職して銀行を離れると忘れてしまうものです。
銀行で再び働くことで当時の仕事の辛さを思い出し、『やっぱり違う仕事にしておけば良かった…』と思ってしまうこともあるかもしれません。
思いのほか仕事を忘れている

頭から記憶が無くなっているのは嫌な思い出だけではありません。
現役時代には支店の核としてバリバリ働いていたあなたも、一度銀行から離れてしまえば自分が想像している以上に仕事の雰囲気や手順を忘れてしまっています。
ブランクのせいだけではなく、年を重ねると記憶力が落ちてきます。
過度な自信を持って再就職すると『意外といろんなことを忘れている!』『昔ほど仕事を覚えるのが速くない!』という事実に気づきます。
現役時代は正社員だったため気づかなかったようなパートとしての悩みが出てくる

正社員として働いていた時は
『パートさんは早く帰れていいな…』『責任のある仕事や難しい仕事を覚えなくてもいいから羨ましい』そんな風に1度は感じたことがあるのではないでしょうか。
しかし、その人の立場になってみないと実際のところはわからないものです。
元職員がパートとして働くと次のようなことがよくあります。
正社員とパートは意外と仕事の質に差がない
お客さんからしたら正社員かパートかということは関係ありません。
お金を扱い、接客するからには時には正社員と同等のスキルや責任を求められます。
また、『元職員だから仕事ができる』と思われがちなので、パートの範囲を超えて仕事を頼まれてしまうこともあるようです。
その割に給与には差がある
パート職員は時給で働いています。
正社員とは当然に昇給額など給与体系が違うのです。
元職員だからこそその差に納得がいかないときがあるでしょう。
新入行員の面倒をみることもある
パート職員でも係のローテーションによっては新入行員のサポートをする役になることがあります。
自分よりも給与が高いのに仕事が1人前にまだできない新入行員のお世話をすることはパート職員にとっては荷が重く感じ、時には『自分の方が経験が長くて、仕事ができるのに…』と感じてしまうようです。
デメリットここまでのまとめ
- 元職員なのでブランクがあっても仕事ができると思われがち
- 嫌いだった人、苦手だった人とまた働く場合がある
- 銀行員生活で嫌だったことを思い出してしまい、仕事を辞めたい気持ちになる
- 思いのほか仕事を忘れている
- 現役時代は正社員だったため気づかなかったようなパートとしての悩みが出てくる
銀行元職員がパートとして職場復帰したら…まとめ
いかがでしたか。
『今からパート職員として職場復帰しようか…』と悩む元銀行員の方の参考になれば幸いです。
辛いこともありますが、正社員時代に磨いたスキルをもう一度磨く面白さもあるかと思います。
最後にこの記事のまとめです。
メリット
- 正社員時代に一緒に働いていた人が今でも働いている場合があるので現在の情報を得られやすい
- 一緒に働いたことがある人とまた一緒に働く可能性があるので、人間関係を構築しやすい
- 銀行ならではの風習を理解しているので、イメージとのギャップを感じにくい
- システムやルールがある程度変わっていても基礎的な部分は変わらないので仕事を思い出しながら新しいことを覚えられる
- 昇進したいとき、正社員に転換したいときに優遇されやすい
- 正社員時代は強制だった飲み会もパートという立場だと断りやすい
- 年齢とともにいろいろな経験をしているため、若い時はストレスに感じていたことも今では平気に感じることがある
デメリット
- 元職員なのでブランクがあっても仕事ができると思われがち
- 嫌いだった人、苦手だった人とまた働く場合がある
- 銀行員生活で嫌だったことを思い出してしまい、仕事を辞めたい気持ちになる
- 思いのほか仕事を忘れている
- 現役時代は正社員だったため気づかなかったようなパートとしての悩みが出てくる