

『銀行 女性 性格』をネットで検索したら、『きつい・気が強い・性格悪い』と検索している人が多いみたいでびっくり!!
銀行員は本当に性格が悪い人が多いの??

そんな言葉を目にしたら心に刺さりますよね。
ではなぜそう思われるようになってしまったのでしょうか。
銀行員は性格がきついと言われる背景について元銀行員の筆者が考えてみました
銀行員の女性は性格が強い、は実際あると思います。
ただし性格の悪い人が集まっているのではなく、仕事柄精神を尖らせていないとミスやクレームに繋がってしまうという背景があります。
また、本人に非が無くてもお客様から理不尽なクレームを浴びせられることもあるので、辛い環境から身を守るための自己防衛として次第に強くなっていくことも考えられます。
性格が歪まないために…
話を聞いてもらうのは大事なこと、でもストレス発散は愚痴を言う以外で!
銀行員女性は本当に性格が悪い?

私の職場では根っから性格が悪い人なのかも…
と感じたのは1人いるかいないかでした。
10年いろんな人と働きましたがそんなものです。
性格が悪いというよりも『厳しい』『性格が強い』『気が強い』に当てはまる人のほうが多くいる印象でした。
なぜ性格が厳しくなってしまう?

ご想像の通り、お金を扱う仕事だからです。
命の次に大事ともいわれるお金。
ミスをしたら信用問題になるだけでなく、迷惑をかけた人の人生に関わるような影響をも与えかねません。
お客さんを選ぶことができないので、窓口で大声で叱責する人もいれば、クレーマーや気難しい人の対応もしなければならず緊張感と常に隣り合わせです。

ミス➡叱責・クレーム➡精神的ダメージ
の構造が刷り込まれてしまうんですね~
常に神経をすり減らしているため、穏やかな状態ではいられなくなります。
ミスがないよう神経を尖らす=気が強くなる、厳しくなるというわけです。
銀行に出勤する日の朝、同僚とこんな会話をしていました。
「今日、無事に終わるといいね~」
「今日は忙しくないといいね」
「今日変なお客さん来ないといいけど…」
これ、日常会話です。笑
よく考えるとこんな会話、ほかの職場ではなかなかしないですよね。
何事もなく終わる日がとても幸せな日に感じる、それほど日々いろいろなことが起こる職場なのです。
強さは自己防衛のため!?

私は入行した頃は、ミスしたり、怒られたりするとすぐに凹んで落ち込んでしまう豆腐のようなメンタルでした。
もちろん、今だって人から怒られれば落ち込みます。

あなたは怒られたときに落込みますか?それともイラっとしますか?
私が知る限り、怒られた時の反応のタイプは2パターンに分かれます。
- 怒られる➡落ち込み、自分を責める
- 怒られる➡なんでそんなこと言われなきゃいけないの、とイライラする
銀行でやっていけるのは間違いなく後者です。
一つずつ落ち込んでいたら精神がもちません。
(自分が悪くて怒られるならまだしも、訳のわからないクレームで責められることだってありますからね)
ある意味、うつ状態にならないための自己防衛なのだと思います。
私の場合は自分の性格の嫌な部分がどんどん大きくなることを実感していましたので、そんな自分がとても嫌でした。
しかし強くいないとストレスに耐えられなくなる、そんなジレンマがあることが働いていて辛いところでしたし、同じように感じる人も多いのではないでしょうか。
愚痴を言いやすい環境も原因?
職場の仲間で集まれば必ず愚痴の言い合いが始まります。
最初は『言い過ぎでは…』とその場にいるのもしんどかった私も時が経つにつれて愚痴ばかり言うようになってしまいました。
それがストレス発散になってしまっていたんですよね。

かと言って、一人で溜め込むのも良くない。
辛い環境だからこそ人に話を聞いてもらうことで救われることもあるので、バランスが難しいです。
また、銀行は転勤の多い職業ですので誰が次に転勤するかの予想話はまるでクラス替え前の学生のよう。
意外だったのは男性が噂話に敏感だったこと…(出世にも関わりますしね)
飲み会を開いては噂話を探している姿はもはや恐怖でしかありませんでした。
愚痴(不満)の増幅と噂話は性格を歪めます。
銀行員は性格が悪いのか?まとめ
銀行員の女性は性格が強い、は実際あると思います。
ただし、性格の悪い人が集まっているのではなく仕事の特性上、精神を尖らせていないとミスやクレームに繋がってしまうという背景があります。
もちろん、怒った姿を見たことがないような誰からも好かれている人もいますのでご安心を。
芯がしっかりしていて、いい意味での強さを持った人もいます。
話を聞いてもらうのは大事なこと、でもストレス発散は愚痴を言う以外で!
仕事は仕事と割り切って本来の自分の姿を見失わないで!

愚痴や不満は良い事ではありませんが特殊な環境だからこそ、「あるある~」と仲のいい同僚と共感しあって辛いことを乗り越えられるんですよね。
無理をしないで辞めるという選択肢ももちろんあります。
辛い環境を笑いに変えていきたいと感じるあなたにはこちらの記事がおすすめです。

